『花のある暮らし』へようこそ。
ブログにご訪問頂きありがとうございます。
この時期になると、街角やお店の中など、至る所でクリスマスリースやツリーを目にします。
そこで今回は、クリスマスリースについてのお話です。
どうしてクリスマスにはリースを飾るの?
リースは、古代ギリシャでの「名誉と勝利の冠」が起源といわれます。
その後、森羅万象の神である太陽を象徴するものとして「永遠に命をつなげる」「幸運を呼ぶ」などの意味も持つ様になりヨーロッパでは古くから広く親しまれています。
でも、クリスマスに飾るリースは、なんだかちょっと特別な感じがしませんか?
クリスマスリースは、「魔除け」と「豊作祈願」、「幸福祈願」の意味があります。
冬でも枯れない常緑樹は生命の象徴です。家の玄関に、青々とした緑のリースを飾ることで、「禍から家を守る」という魔除けの意味が込められています。
また、リンゴや木の実を用いて豊作祈願をします。
そして、日本ではクリスマスが終わればお正月モードに入りますが、キリスト教圏では年が明けてもクリスマスシーズンが続きます。
1月の初旬の公現日または2月2日の聖燭祭までクリスマスリースを玄関に飾り続けます。
つまり、日本でいうしめ縄飾りと同じ意味があるのです。
使われる材料にも意味がある!
クリスマスリースと聞いて思い浮かぶのは、どんなデザインでしょうか?
やはりクリスマスと言えば、赤と緑は外せませんね。
クリスマスリースに使われる材料や色には、実はそれぞれ込められた意味があります。
今年は、私の教室のレッスンでも、そんな王道のクリスマスカラーにちなんだリースをデザインしてみました。
写真のリースと見比べながら、それぞれの意味を読んでみてくださいね。
色の持つ意味
赤・キリストの流した血、神の愛
緑・永遠の命、神の永遠の愛
金・高貴、希望、キリストの生誕を知らせたベツレヘムの星
白・純潔、清らか、罪の穢れがない
素材が持つ意味
常緑樹・生命力の象徴
冬でも枯れることのない常緑樹は、生命力の象徴です。
クリスマスと言えば、モミの木を連想しますが定義されているものはヒノキなども含めた常緑樹。ちなみに、今回私が作ったリースは、ゴールドクレストです。
ベル・魔除け
ベルの音は魔を祓うと言われています。
果実や木の実・豊作祈願
りんごやぶどう、松ぼっくりなどは収穫を祈願する(豊作祈願)という意味があります。
柊の葉・キリストの受難
ギザギザにとがった柊は、キリストの受難を表しています。
柊の先のとがった葉が、キリストが被ったイバラの冠を連想させるためです。
柊の実・キリストの血
柊の実は、キリストの血を象徴しています。太陽の炎を表すという説もあります。
リボン・魔除け
固く結ばれたリボンには、魔除けの意味があります。
クリスマスリースに込められた意味を知ると、ちょっとリースの選び方も変わってきそうですね。
皆様、よいクリスマスをお過ごしくださいませ。