『花のある暮らし』へようこそ。
ブログにご訪問頂きありがとうございます。
このコロナ禍の一年半、ご自宅でフラワーアレンジをされる方が以前よりも増えてきているんだそうです。
ホームセンターや100円ショップでも、可愛いお花がが簡単に手に入りますね。
そして、インターネットを使った通販が便利な時代です。
私も普段、カタログとにらめっこをしながら花材の仕入れをしています。
実物を見ながら買い物が出来たらいいけれど、届いてみたら想像してたよりも大きかった!色が違った!ということが度々あります。
取引をしている仕入れ先が遠くて、直接仕入れに行けない教室の先生方や販売業の方など、きっと使うに使えなくてお蔵入りなんていうご経験された方、いらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、ちょっと『上級者』向け。
そのままでアレンジするには大きすぎるアーティフィシャルフラワー(高級造花)を生まれ変わらせる方法をご紹介します。
ホームセンターなどお買い物の際も、「あの色で、このサイズだったらよかったのに!」なんて時にも活用してくださいね。
大きい花を小さく作り替える
今回は、こちらのグリーンのカップ咲のバラを使います。
直径約13cm、とても大きいです。
まず、お花の裏側、ガクを外します。
接着剤で固定されている場合がありますので、ゆっくりはがしてください。
そして、作りたい大きさになるまで、外側の花びらを外します。
左側が、花びらを外して小さくなった花。
この花は、そのまま使えるので、ガクを元に戻して接着剤で固定して下さい。
詳しい写真を撮り忘れていました、すみません。
次に、外した花びらも花の形にしていきます。
内側から順番に、花びらを重ねて丸めていきます。
数枚の花弁をまとめて絞ったり、一枚ずつ巻いていったり、方法によって表情が違って面白いですよ。
形が出来たら、ツイスティングメソッドでワイヤリング、テーピングします。
少し難易度が高いですが、フラワーアレンジのご経験がある方は一度花びらを分解して、メリアにすると仕上がりもきれいです。
写真上、元々のサイズの花
左下、外側の花びらを外して、ガクを戻した花
中央、花びらを重ねて、まとめてワイヤリングした花
右下、花びら一枚ずつワイヤリングして、メリアにした花
メリアにすると、よく見知ったバラの形になりますね。
1輪の花が、3輪に生まれ変わりました
作品例
今回、作り替えたバラを使ったリースです。
お花たっぷりに見えますが、使っているのは実は大きいサイズのお花3輪のみ。
それぞれ3輪ずつに作り替えて、合計9輪のバラになりました。
横に並べると、ビフォーアフターが分かりやすいですね。
こちらは、2種類の花を使っています。
バラを3輪と大ぶりのピオニーを1輪。
ピオニー1輪を5輪の花に作り替えています。
写真中央にあるバラは、そのままの大きさで3輪。
その後ろに見えるふわふわのピオニー達は1輪の花から作っています。
実はこれ、2021年9月現在の教室の看板に付けているガーランドなのですが、ブルーのお花は4輪だけとは思えないボリューム感です。
ちょっと上級者向けの、お花のリメイク方法のご紹介でした。
フラワーアレンジ制作の参考になさってくださいね。