『花のある暮らし』へようこそ。
ブログにご訪問頂きありがとうございます。
アレンジの基礎知識、私の教室に寄せられるよくあるご質問にお答えいたします。
「アレンジする時に挿すものの色の違いは何ですか?
どう使い分けるのですか?」
フローラルフォームの種類
アレンジに不可欠なスポンジ状のベース、フローラルフォームと言います。
一般的に、水を含ませて生花に使う緑色のものをオアシスと呼んでいます。
また、最近はこの呼び方も減ってきましたがプリザーブドやアーティフィシャル等に使う茶色のものはサハラと呼ばれています。
実はこれ、スミオーザオアシス社のメーカー名&商品名なんです。
工作や包装に使う透明のテープをセロテープ(ニチバンの商品名)と呼んだり
絆創膏のことをバンドエイド(ジョンソンエンドジョンソンの商品名)と呼ぶのと同じですね。
現在、オアシス社のサハラは廃盤です。
また、フォーム自体を見せて飾るために様々な色のものも販売されています。
実際にどう違うの?
肝心の違いですが、生花用のフォームは水を含ませて使うので、吸水性、保水性が高く、また柔らかい生花の茎を挿すためとても柔らかいです。
一方、ドライ用のフォームは基本的に耐水性でグルーガンの熱にも強く、アーティフィシャルフラワー等の重量のあるアレンジに耐えられるように硬いのが特徴です。
価格的にはドライ用のフォームの方が数倍高額です。
安い生花用フォームは全部のアレンジに使える?
プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーのアレンジにも安い生花用のフローラルフォームを使えばいいんじゃないの?
残念ながら、それはオススメできません。
生花用のフローラルフォームは、柔らかい生花の茎を挿すために指で強く押すと私の力でも崩れるぐらいの柔らかさなんです。
金属のワイヤーを使った重量のあるアーティフィシャルフラワー等のアレンジは作ったその時は良くても、時間経過で崩れます。
過去に、他店で購入されたアレンジのリメイクのご依頼もお受けしておりますが、生花用を使用したものは花と花の間隔が広がって、かなり残念な感じでした。
ドライ用フォーム比較検証
ドライ用のフォームもいろんな種類があります。
花材卸店のはなどんやアソシエさんが興味深い比較検証を公開されていますのでよろしければご覧になってくださいね。
おうちでフラワーアレンジの参考になさってくださいね。