『花のある暮らし』へようこそ。
ブログにご訪問頂きありがとうございます。
見ているだけで癒されるお花たち。
私たちの生活の中に、当たり前のように存在しています。
花と人間の関係、一体いつ頃から続いているかご存じですか?
そんな人と花の歴史についてのお話です。
花の誕生
46億年前、地球が誕生しました。
やがて、海の中で藻類として初めて植物が誕生したのが約32億年前です。
そこから28億年が経った4億年前、一部の植物が海から陸上に上がってきました。
その後、3億7000年前に裸子植物。
花びらを持つ被子植物が地球に誕生したのは、今から約1億2500万年前、白亜紀前期です。
今よりも10℃以上気温が高い、恐竜時代ですね。
人類の誕生
人類の祖先である最初の猿人は、約700万年前にアフリカで誕生しました。
300万年前に猿人、180万年前に原人、約40万年前に旧人、そして約20万年前に私たちの祖先である新人、ホモ・サピエンスが誕生しました。
人と花、最初の繋がり
確認されている中で、一番古いものは約6万年前のものです。
1960年代、イラク北東部のシャニダールににある洞窟で、旧人ネアンデルタール人の遺骨と花粉の化石が発見されました。
洞窟の奥なので、風や虫によって運ばれたのではなく、誰かが花を集めて遺体に手向けたのではないかと学会で発表されました。
供えられていたのは、ノコギリソウ、ヤグルマギク、ムスカリ、タチアオイ、センシオ、マオウの仲間です。
旧人であるネアンデルタール人と、我々の祖先であるホモサピエンスは別ですが、最新のDNAのゲノム解析の結果、現代人のDNAの約2%にネアンデルタール人の遺伝子が受け継がれていることが分かっています。
二つ目の繋がり
その次に発見されている、花と人間の関りは1万2千年前のものです。
イスラエル北部のカルメル山の洞窟で発見されたナトゥーフ文化の墓地です。
その中の2体の遺骨の周囲の土から、草花の化石が発見されています。
ナトゥーフ文化は、イスラエル、ヨルダン、レバノン、シリアで紀元前1億2500年前から紀元前9500年に掛けて栄えた狩猟採集民文化です。
まとめ
実際のところ、遺骨と共に花粉や花の化石が発見されたという事実のみで、本当に献花がされたのかどうかは分かりません。
そして、もしかしたらまだ発見されていないものもあるかもですよね。
どちらにしても、何万年も前から相手を想う気持ちを花に託していたなんて、ちょっと素敵なお話だと思いませんか?