花のある暮らし ~Fairy's Garden~

日々の暮らしに花と癒しを。フラワーアレンジがちょっと面白くなるブログです。週に1~2回、不定期更新します

ハーバリウムのオイルに色が移るのはどうして?

『花のある暮らし』へようこそ。

ブログにご訪問頂きありがとうございます。

 

手作りされる方も多いハーバリウムですが、教室やイベントなどで

ハーバリウムを買ったら(自分で作ったら)、液に花の色が付きました」

 という内容のご質問を頂くことが多いです。

今回は、そんなハーバリウムの色移りについて、ちょっぴり科学のお話で解説です。
実験大好きな私の考察、お付き合いくださいね。

 

 

fairysgarden.hateblo.jp

 ハーバリウムの色移りの原因は?

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液に色が付く(移る)原因は、2つ要素が考えられます。
オイルのクオリティの問題植物の色素の性質のよるものです。

 

 オイルの問題

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オイルの種類

中に使っている液体は、オイルです。

市販されているハーバリウムの中には、アルコールを使ったものもありますが、これはほぼ100%色移りしますのでお勧めしません

大別してシリコンオイルミネラルオイルがありますが、各メーカーからいろんな種類が販売されています。

どちらもお肌に安心なオイルですが、シリコンオイルとミネラルオイル(流動パラフィン)の違いは、その耐久度にあります。

 

流動点(凝固する温度)

 ミネラルオイル -21℃

 シリコンオイル -50℃以下。

引火点

 ミネラルオイル 約240℃

 シリコンオイル 約330℃以上

 

ミネラルオイルは-20℃で白濁しますが、シリコンオイルでは更に低温でも大丈夫。

シリコンオイルの方が花材の色素の浸出が起こりづらいのが特徴です。

オイルの品質

私の教室でも、最初は色移りに悩みました。

同じミネラルオイルでもメーカーによって全く違います。

試行錯誤の末、現在は4社目のオイルを使用しており、色移りは発生しなくなりました。

100円ショップや手芸用品店でも簡単に手に入りますが、オイルの品質もかなり影響していますね。

 

 

植物本来の色素の性質の問題

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 ドライフラワーの場合

植物の色素は脂溶性と水溶性に大別されます。

脂溶性は、人参やトマトのカロテノイドや葉っぱの緑のクロロフィルなど。

そして、水溶性は、ブルーベリーに代表される赤、青、紫のアントシアニンなど。

 

ここで問題です!

水と油を混ぜるとどうなるでしょうか?

 

もうお分かりですね。
脂溶性の色素はハーバリウムオイルに溶けだす場合があります。
女性の方は、メイクのオイルクレンジングを想像して頂ければいいですね。
一方、水と油は分離して混ざることはないので水溶性の色素は色が移りづらいです。
 
ドライフラワーを使用する場合は、色移りしているのは、葉っぱのグリーンや黄色いお花が多いのではないでしょうか?
 

プリザーブドフラワーの場合

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プリザーブドフラワーは、一旦脱色をしてから着色をするという工程で製造されています。
どのメーカーの何色は脂溶性だとか水溶性だとか、残念ながらそういうことは花材に記載はされません。
明確にこれはダメとかは一つ一つ試してみるしかありませんが、ドライフラワーよりは色移りが少ないと思います。

 

オイルを使っていないケースもある?

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植物の色素は、緑や黄色が染み出しやすいという話をしました。

でも、たまに赤や青が滲んだものを見かけませんか?

 

これは恐らくアロマディフューザーなどの用途として、揮発性のアルコールなどを使用して作っていると推測されます。

 

オイルは揮発しづらいです。

香りを楽しむディフューザーは揮発性の高いアルコールなどを使うため、水溶性の色素がにじみ出てくるんですね。

 

 最後に・・・

最後に、ハーバリウムオイルは酸化します。

ボトルを開けたら、なるべくお早めに使い切ってくださいね!

 

 

 

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