花のある暮らし ~Fairy's Garden~

日々の暮らしに花と癒しを。フラワーアレンジがちょっと面白くなるブログです。月に1~2回、不定期更新します

花言葉、誰がどうやって決めたの?由来と起源

 

 

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\自分好みは自分で作れる/
気持ちに寄り添って、お花選びから心を込めて
花を贈ることは、想いを贈ること
思い描いたイメージを形にできる花教室Fairy'sGardenです。

 

このブログでは、作品集と題して、度々オーダー頂いたお品をご紹介しています。
Fairy’sGardenのお客様、特に男性のお客様に多いのですが、具体的な花の種類や色、雰囲気とかではなく、「餞別」や「友情」などのテーマに合わせてといったご依頼も多く頂きます。

そこで、いつも私が心がけていること。
「物語を紡ぐようにデザインする」
色や雰囲気でのご依頼の時はそちらを優先しますが、テーマを頂いてのご依頼の時に花選びの参考のひとつにしているのが花言葉です。

 

 

花言葉の起源

花言葉の起源は、セラムと呼ばれるトルコ流の恋文にあるとされています。
小箱に入れたや果物や絹糸などの小物に意味を持たせて、気持ちや言葉を伝える表現方法をセラムといいます。

やがて、フランスへと伝わって花に恋愛に関する意味が込められるようになり、花言葉として上流階級の人々の間で広まりました。
18世紀末には中流階級に、その後は労働者階級まで広がったそうです。

 

 

花言葉の由来

神話から

古代文明と花は、切っても切り離せません。
特に、ヨーロッパ発祥の花言葉には、ギリシャ神話が由来のものがたくさんあります。

花言葉の代表格と言えば、バラ。
バラ全般の花言葉は「愛」と「美」ですが、ギリシャ神話で美の神アフロディーテの誕生を、バラの花で祝ったとされるところから付けられました。

 

fairysgarden.hateblo.jp

花の色から

色は、人の心に印象や感情を与えます。
色から感情的な意味が込められることで、花言葉となりました。

色と花言葉というと、真っ先に思い起こすのがスカビオサ(マツムシソウ)です。
スカビオサ花言葉は、「風情」「魅力」と言った、可憐な雰囲気に相応しいものですが、西洋では全く異なるネガティブな花言葉が使われています。

紫が代表的なスカビオサ
西洋では紫色の花は哀しみの象徴とされ、スカビオサも未亡人へ贈る花として用いられていました。
そこから、「悲哀の心」「朝の花嫁」「恵まれぬ恋」「不幸な恋」「不幸な愛情」「私はすべてを失った」「失恋の痛手」「未亡人」「喪失」「哀しみの花嫁」という花言葉もつけられています。

 

花言葉とは関係ありませんが、色の与える色彩心理についてはこちらで解説しています。

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花の特徴から

その花の見た目や生育環境、特性などから花言葉が決められるケースもあります。

ハーブティなどで馴染みの深いカモミールは、りんごのような香りと可愛らしい白い花が印象的です。
でも、花言葉はそんなフェミニンな印象とは正反対のものです。
カモミール花言葉は、「逆境に耐える」「生命力」「苦難の中の力」。

ハーブは全体的に丈夫な性質ですが、カモミールは種からでも育てやすく、特に寒さにも強く丈夫です。
そんなどんな環境でもたくましく育つその様子からつけられた花言葉です。

歴史や風習から

花にはさまざまな歴史的逸話があります。

アザミの花言葉は「独立」。
1263年のスコットランドのお話です。
夜の闇の中、音を立てないように裸足で侵入してきたノルウェー兵士がアザミを踏みつけ、その鋭い棘の痛みに思わず声を上げたことから奇襲を察知しすることができたとか。
アザミのお陰で国を守ることができたというエピソードに由来しており、スコットランドでは花言葉のみならず、標章の国花にもなっているそうです。

 

日本での歴史

明治時代の初期に西洋文化とともに花言葉が伝わりました。
また、文壇がロマンシズムで盛り上がっていた明治43年に、花言葉の解説と与謝野晶子の短歌を編纂した『花』というタイトルの本が出版されました。

 

 

宜しければ、Fairy’sGardenの作品集もご覧くださいね!

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