『花のある暮らし』へようこそ。
ブログにご訪問頂きありがとうございます。
プリザーブドフラワーは、本物の花を薬品に浸けて脱色した後に着色しています。
光に当たることで、退色してしまいますが生花やドライフラワーと違って保存状態が良ければ3年~5年以上はきれいな状態が続くと言われています。
では、実際のところはどうなんでしょう??
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ブルー系Bfore&After
Bfore
2010年制作当時、実際のアレンジよりも濃く映ってしまい何度も撮り直した記憶があります。多分、本物より濃く映っていると思います。
After
2019年・スマホ撮影
ブルーがずいぶん退色しています。
色の濃いブルーよりも薄い水色の方が9年経った後でも色が残っていますね。
濃いブルーの方は、退色して更に日に焼けて黄ばんできています。
この違いは、プリザーブドフラワー自体の製造メーカーの違いによるものです。
どちらも国内メーカーの花材です。
同じ色、同じ条件下でもこのように劣化に差が出てきてしまいます。
レッド系Before&After
Before
2012年・撮影機材不明
After
2019年・スマホ撮影
先述のブルー系アレンジの、薄い方(退色が少ない方)のバラと同じ国内メーカーのバラを使用しています。
ブルー系が9年、レッド系が7年と若干の違いはあれど長い期間同じ環境に置いてありますが、ブルーに比べると退色がほとんど気になりません。
他のメーカーのものは、色が薄くなったものもありますので、一概に赤は大丈夫とは言えませんが、比較的経年劣化の影響は受けづらいと感じています。
更に古いものも・・・
こちらは、私の作品ではありませんが、某有名百貨店で購入したもののリメイクのご依頼を頂いた時の写真です。
この時点で、15年経過していたそうですが、赤は健在ですね。
プリザーブドフラワー取り扱いの注意点
湿気が苦手です
花びらが透けたり、色落ちや色移りしやすくなります。湿度が高いところは避けてください。
花弁が透けてしまった場合は、乾燥するとまた元に戻る場合があります。
お洋服や白い壁など、雨の日や湿度の高い梅雨の季節は特にご注意くださいませ。
乾燥が苦手です
花びらにヒビが入ったり壊れやすくなります。
エアコンの風が直接当たるような場所は避けてください。
湿度が高すぎても、低すぎても良くないのだったらどれくらいの湿度のお部屋がいいの?と思われますよね。私たちが快適と感じる湿度、だいたい50%くらいが理想です。
強い光が苦手です
色褪せて白っぽくなります。直射日光が当たらないようにしてください。
玄関や窓際など、直接太陽の光が当たらないようにご注意くださいませ。
衝撃に弱いです
壊れやすいので優しく扱ってください。
お手入れの際は、ドライヤーの冷風やうちわで優しく風を送って埃を落としてくださいね。くれぐれもはたき落としたりされませんように!!
まとめ
あくまでも、講師歴9年の経験からの主観的感想ではありますが
- 薄い色より濃い色の方が退色し辛い
- 青系よりも赤系の方が退色し辛い
- ドームやケースに入っていると、長持ちする
もちろん、この条件以外に、上記の注意事項を守ってアレンジを飾って頂く環境が1番重要です。
アレンジに用いた技法によっては型崩れしやすかったりもありますが、上手に飾って頂ければ、想い出をきれいなままずっとずっと残すことが可能です。
生花で数日から1週間。
ドライフラワーは半年から一年。
それに比べると格段に長持ちです。
アレンジ一つのお値段は高いですがコスパは一番いいのではないでしょうか。
ギフトにもぴったりです。
季節のアレンジなど、どんどん新しいものに交換していくも良し、想い出のものなど何年もずっと残していくも良し。
季節限定のものは、正しい保管方法さえ守れば毎年お楽しみ頂けます。
皆様にぴったり合ったアレンジを見つけてくださいね。