『花のある暮らし』へようこそ。
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今日は建国記念日ですね。
建国記念の日にちなんで、日本の花、国花のお話です。
国花って何?
国花とは、その国民に最も愛され、その国の象徴とされる花です。
Floral emblem(フローラル エンブレム)とも言います。
また、必ずしも花に限られている訳ではなく、樹木や草木、農作物など、その国によって様々です。
日本の国花は?
日本の国花は、正式に法律で定められたものではありません。
実は日本の国花と呼べる花は、2つあります。
一つは、パスポートのデザインにも使われている皇室の象徴である『菊』。
そして、もう一つは日本人が好きな花No.1の『桜』です。
菊
菊は奈良時代に中国から伝わり、江戸時代に入ってから品種改良されるようになりました。こうした古来からの菊を「古典菊」と呼び、「江戸菊」「嵯峨菊」「美濃菊」「肥後菊」など地名を付けて分けられています。
また「古典菊」とは対照に、「洋菊」呼ばれるイギリスを中心に欧米で生み出された小輪でたくさんの花をつけるスプレーマム、ピンポンマムなどがあります。
菊の由来
菊の由来は、中国から伝来した時に「Kuku(クク)」と呼ばれていたことから「きく」になったという説があります。また、一年で一番最後に咲く花ということで、行き詰まりを表す「窮まる(きわまる)」という言葉が語源となり「きく」になったなど諸説あります。
桜
桜は、山桜が約15種類、品種改良された桜は300種類以上あると言われています。
淡紅色をした日本の代表的な桜は、染井吉野(ソメイヨシノ)です。濃い紅色の花を咲かせる河津桜は、一重の桜で2月の終わり頃から開花します。
日本の天然記念物
日本には、「日本三大巨桜」と呼ばれる天然記念物の江戸彼岸桜があります。
- 福島県田村郡三春町の「常楽院」にある「三春滝桜」と呼ばれている紅枝垂れ桜。樹齢が1000年以上あると推定されています。
- 山梨県北杜市武川町山高にある「山高神大桜」。「日本三大巨桜」の中では最も古木の桜であり、樹齢が1800年から2000年と推定されています。
- 岐阜県の本巣市内にある淡墨公園内に植えられている「淡墨桜」。樹齢が約1500年以上と推定されている古木です。
桜の由来
さくらの「さ」は「田の神様」を意味し、「くら」は神様の居場所である「御座」を意味すると言われています。田の神様が桜に宿って、きれいな花を咲かせているというとても神秘的な逸話です。
桜の由来には諸説あり、古事記や日本書紀に登場する「木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)」の「サクヤ」が「さくら」に転化したという説などがあるそうです。
日本の国花、いかがでしたでしょうか?
ちょっと豆知識、参考になさってくださいね。